カタログ作成における5つのポイント!デザインから印刷までの工程を解説

カタログ作成における5つのポイント!デザインから印刷までの工程を解説
2022年6月23日
印刷・デザイン

インターネットの台頭や世の中のペーパーレス化の流れを受けて紙媒体の在り方が年々変化している昨今ですが、その中でもカタログは未だにさまざまなシーンで活躍している紙媒体の1つです。

カタログの制作によって自社の商品やサービスの魅力を効果的に訴求することができるため、一定の企業や職種によっては重宝されている一方で

「コストや時間をかけて制作したのに、カタログからの問い合わせや売上が中々UPしない」
「そもそもカタログを作りたいが作り方がわからない」

こんなお悩みがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

カタログの効果を高めるには、カタログを作るときのポイントや流れを確認し、正しい方法でカタログを制作することが大切です。
そこで本記事では、間違ったカタログの作り方にならないためのポイントや、カタログの成果をUPする制作方法を解説します。

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カタログの種類

カタログといっても、主にBtoBの分野で使われる「営業用カタログ」や「業務販売用カタログ」、商品やサービスの魅力を伝えるための「通販カタログ」、電子化されたWeb上で閲覧できる「デジタルカタログ」など、さまざまな種類があります。
そこでまずは、それぞれのカタログの特徴や違いを解説します。

営業用カタログ

営業用カタログは主にBtoB営業で使われるカタログです。 販売機会を創出の側面もありますが、どちらかというと自社の商品やサービスの特徴を紹介し、ブランドイメージを形成するために制作されることが一般的です。
営業用カタログは展示会や説明会、ショールームなどで配布され、来場者の認知度向上や見込み顧客の獲得を目指します。

業務販売用カタログ

業務販売用カタログ(業務用カタログ)は、「メーカーカタログ」とも呼ばれ、営業用カタログと同様にBtoBの分野で使われることが多いカタログです。営業用カタログと違い、 業務販売用カタログは自社の商品やサービスの販売促進を目的としています。
たとえば、厨房機器のメーカーであれば、取引先が発注しやすいようにメーカーカタログを作成し、自社の製品を掲載します。

通販カタログ

通販カタログは一般消費者を対象としたBtoC分野で使われるカタログです。 通販カタログの最終目的は「お客様に商品を購入してもらうこと」です。
そのため、注文用の電話番号を誌面に記載するだけでなく、「ECサイトの申込み用URLを記載する」「カタログ限定のクーポンを送付し、店舗への来店を誘導する」といった工夫をしている通販カタログもあります。また、定期的に通販カタログを消費者に届けることで、自社のファンを育成する狙いもあります。

デジタルカタログ

デジタルカタログは「営業用カタログ」・「業務用カタログ」・「通販カタログ」などを電子化しWebサイトで公開できるようにしたものです。
24時間365日いつでも・どこでもWeb上からカタログを閲覧することが出来るため、紙媒体とは違うユーザーへリーチできることや、更新が楽になるなどの大きなメリットがあります。

デジタルカタログについては「カタログは紙?デジタル?それぞれのメリットデメリットやどちらが向いているかもご紹介!」でも詳しく解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

カタログを作るときの5つのポイント

カタログの主な種類には4つあることをお伝えしましたが、各カタログで商品購入や問い合わせにつながるカタログを制作するには、以下の5つのポイントを意識することが大切です。

  • ポイント1:カタログの目的・用途を明確にする
  • ポイント2:カタログのターゲットを明確にする
  • ポイント3:競合のカタログをリサーチしておく
  • ポイント4:掲載する情報を整理・精査する
  • ポイント5:印刷する際の仕様を決めておく

この5つは初めてカタログを作る場合はもちろん、既にカタログはあるが見直す際にも有効です。
ポイントそれぞれを詳しく見ていきましょう。

ポイント1:カタログの目的・用途を明確にする

カタログを制作するときは、まずカタログを作成する目的や用途をはっきりと決めることが大切です。カタログといっても、さまざまな目的・用途のものがあります。

  • 商品やサービスの紹介
  • 新商品のお知らせ
  • 自社の商品の総合カタログ
  • 自社のブランディング
  • 展示会やショールームでの配布
  • 店舗での配布

カタログの目的や用途によって、誌面の作り方や掲載する情報が大きく変わります。 「売れるカタログ」「魅せるカタログ」を作るためには、まずカタログの目的・用途を明確化し、社内で意思統一を図ることが大切です。

ポイント2:カタログのターゲットを明確にする

カタログ作りで同じくらい大切なのが、「カタログのターゲットを明確にすること」です。カタログ誌面のトーンやマナーは、ターゲットの属性によって変わってきます。
たとえば、20代の女性がターゲットのランジェリーを販売する場合、誌面のキービジュアルやキャッチコピー、色使い、起用するモデルなどをターゲットの好みに合わせることで、より商品の魅力をアピールできます。

カタログのターゲットを決めるときは、年齢・性別・住所などの基本的な属性だけでなく、その人の趣味嗜好やライフスタイルも盛り込んだ「ペルソナ」を作成することが大切です。 ターゲットのペルソナに基づいて原稿やデザインを決めることで、より顧客の心に響くカタログを制作することができます。

ポイント3:競合のカタログをリサーチしておく

カタログを制作するときは、必ず競合他社のカタログを取り寄せ、誌面を分析しましょう。
新規顧客を獲得するためには、競合のカタログにはない強みや独自性を持ったカタログを制作し、顧客の興味関心を引く必要があります。

また、 誌面構成やデザインに優れたアイデアが使われていた場合は、自社のカタログにも取り入れることで、より魅力的なカタログを制作することが可能です。

ポイント4:掲載する情報を整理・精査する

ある意味紙媒体の難しさでもあるのですが、カタログ制作のよくある失敗が、「伝えたい情報をあれもこれもと詰め込んでしまう」ケースです。カタログの情報量が多すぎると、何を伝えたいのかが読者にうまく伝わりません。

カタログのページ数は限られているため、掲載する情報を整理・精査し、本当に伝えたい情報がコンパクトに伝わるような誌面づくりをしましょう。
掲載情報の絞り込みが難しい場合は、伝えたいことをメモ帳などに書き出し、優先順位付けを行うと整理・精査しやすくなります。

ポイント5:印刷する際の仕様を決めておく

制作中のカタログと実際に印刷したときのカタログは細かなニュアンスが異なる場合があります。
カタログを制作する前に印刷する際の仕様を決めておくことで、「印刷したら思ったような出来にならなかった」という失敗を防ぐことができます。あらかじめ決めておきたい仕様は以下の通りです。

  • カタログに使う用紙のサイズ(A4やB5など)
  • カタログに使う用紙の種類(コート紙やマットコート紙など)
  • 印刷方式はどうするか(オンデマンド印刷かオフセット印刷か)
  • カラー印刷の場合は色数をどうするか(フルカラー印刷か特色印刷か)

細かい点ですが、カタログなどの冊子はページ数に制限があります。印刷会社を利用する場合は製本の都合により、ページ数を4の倍数または8の倍数にする必要があります。最小ページ数の制限があるケースもあるため、不安な場合は印刷会社に問い合わせを行いましょう。

また、カタログの「問い合わせ数が増加しない」「売上がUPしない」場合は、先述した5つのポイントを意識することに加え、

  • 何を伝えたいのかがはっきりしない
  • 誰をターゲットにしているのかわからない
  • 競合との差別化ができていない
  • 情報量が多すぎて読みづらい
  • 社内での意思疎通ができておらず、仕様がバラバラ

上記ができていない可能性があるため、自社のカタログは問題ないかをチェックしてみませんか。

弊社ではオンラインカタログ診断として、ユニバーサルデザインの視点からカタログの”わかりにくさ”を見える化できます。ご興味ある方は、下記詳細ページからご覧ください。

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カタログ制作の流れ

原稿(テキスト)の作成から誌面のデザインまで、カタログ制作の流れは以下の通りです。

 1. コンセプトページを決める
 2. 商品掲載ページを決める
 3. デザインイメージを確定させてラフから作り上げる
 4. 内容の修正作業を行う
 5. 印刷工程へまわす

それぞれ解説します。

1. コンセプトページを決める

カタログの構成要素は「コンセプトページ」と「商品掲載ページ」の2つで、まずはカタログの顔となるコンセプトページを制作します。
コンセプトページは顧客の第一印象を左右するページのため、デザインやキャッチコピーを入念に選びましょう。

2. 商品掲載ページを決める

次に商品掲載ページを制作します。商品掲載ページは、商品やサービスの特徴・スペックを並べて紹介するためのページです。商品掲載ページにあれもこれもと情報を詰め込むのではなく、本当に伝えたいことを整理・精査しましょう。

商品サイズにもよりますが、1点あたりの写真の大きさと点数にも注意しましょう。ページに余白が生まれるような作りを意識すると、見やすい商品掲載ページになります。

3. デザインイメージを確定させてラフから作り上げる

デザインイメージやキャッチコピー・商品掲載ページの情報が固まりましたら、ラフから作りあげて、徐々にブラッシュアップしていくことをおすすめします。その際には全ページではなく、核となるページを先行して作成し、確定したのちに全ページに展開するのが効率の良い進行と言えるでしょう。

4. 内容の修正作業を行う

デザインが完成したら、文字情報など内容の修正作業を中心に進行します。 カタログはページ数や部数が多い傾向があるため、修正作業を慎重に行う必要があります。誤植が発覚した場合は刷り直しや正誤表作成などで余計なコストがかかるのでその点も留意しましょう。

5. 印刷工程へまわす

カタログの校正が完了したら、印刷会社にデータを送付し、印刷~加工を行います。完成したカタログを受け取ったら、カタログ制作は完了です。

初めてカタログを作るなら印刷会社がオススメ

初めてカタログを作る場合は印刷会社がオススメです。
理由は2つあり、先述した通り 「紙面に掲載する情報に限りがある」「用紙や形状によってカタログの表現が変わる」などの“紙媒体ならではの難しさ”があるためです。

カタログを作る際は「こんなカタログにしたい!」というイメージを持って制作すると思いますが、専任の担当者がいて時間や人的なリソースを割くことが出来ればいいのですが、実際は中々そうはいかず、他の業務との兼任で制作を進めなければいけないというのが現場のホンネだと思います。

このように、「リソース」や「スキル」を考慮する意味でも、紙媒体や印刷に精通したプロに頼むと失敗しにくく、思い描くカタログを作ることが出来るので、初めてカタログを作る場合は印刷会社も検討することをオススメします。

印刷会社の選び方については「印刷会社を選ぶときの7つのポイント」という無料のお役立ち資料もぜひ参考にしてみてください。

まとめ

正しい作り方でカタログを制作すれば、商品やサービスの魅力を効果的に訴求でき、売上UPや問い合わせ増加につながります。

そのためにも、

  • 目的・用途を明確にする
  • ターゲットを明確にする
  • 競合のカタログをリサーチする
  • 掲載情報を整理する
  • 印刷するときの仕様を決めておく

この5つのポイントを意識することが大切です。

また、営業用カタログ、業務用カタログ、通販カタログそれぞれは、作ろうと思えば社内で制作することができますが、社内で作成すべきかそれとも外注すべきか迷った場合は、それぞれのメリット・デメリットを比較し、自社に合った方法を選ぶことが大切です。

もし、初めてカタログを作る場合は、カタログ制作に精通したプロがいる印刷会社へ依頼すると納得のいくカタログを作ることが出来るので、選択肢の1つとして考えてみてください。

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