メルマガの開封率を上げる7つのポイントを解説!平均開封率やKPIの計測方法もご紹介!

メルマガの開封率を上げる7つのポイントを解説!平均開封率やKPIの計測方法もご紹介!
2022年12月16日
マーケティング

メルマガは定期的に顧客へ情報を発信できるマーケティング手法の一つです。

しかしいくら継続的に送信していても、開封率が低ければ、成果に繋げることはできません。本記事では、メルマガの開封率を上げる方法やポイントを紹介します。

弊社のメルマガ運用事例についてまとめたダウンロード資料もございますので、下記からご覧ください。

ちょっとした工夫で商談を生み出せる!?研文社のメルマガ運用方法
弊社で行っているメルマガ運用で、どのような成果が得られたのか、弊社の運用事例とあわせてご紹介しています
www.kenbunsya.jp

メルマガの開封率とは?

メルマガの開封率とは、配信したメルマガがどれだけ読者に読まれているのかを計測する指標を指します。

メルマガの配信数を増やしても、開封率が低ければ成果には繋がりません。
開封率を高めることを意識することで、読者の興味関心を高め、成果へと繋げることができます。

メルマガ配信のKPI設定

KPIKey Performance Indicatorの略で、重要業績評価指標という意味があります。
営業利益や獲得顧客数の最終目標(KGI)を達成するために必要な中間目標です。

メルマガ配信には、代表的な3つのKPIがあります。

  • 到達率
  • 開封率
  • クリック率

それぞれ詳しく解説します。

到達率

到達率とは、送信したメールが読者の受信ボックスにどれだけ届いたのかを示す指標です。
プロバイダーにブロックされたり、迷惑メールに振り分けられたりすると、到達率が下がります。

開封率

送信したメルマガが開かれた割合を開封率といいます。

開封率は、

開封率(%)=開封数÷メルマガ配信数×100

で計算できます。

開封されるということは、「タイトルに興味を持ち行動に移したということ」なので、開封率が高ければ高いほどタイトルに記載した訴求文言や、タイトルで伝えたメルマガのテーマが読者にとって魅力的だったということになります。

クリック率

クリック率とは、メルマガに記載されたURLをクリックされた割合を指します。

メルマガのクリック率は、クリック数をメルマガの配信数で割ることで求められます。

クリック率(%)=クリック数÷メルマガ配信数×100

クリックされるということは、「本文に興味を持ち行動に移したということ」なので、クリック率が高ければ高いほど本文に記載した内容や、クリック先のコンテンツが読者にとって魅力的だったということになります。

メルマガの平均開封率と目安

Benchmark Emailによると、日本の開封率は31.75%と世界でも高い数字を出しています(※)。

業界により開封率は異なり、開封率の一番高いNPO/行政サービスは32.65%。反対に、開封率の一番低い教育(大学・社会人)は12.77%とその差は約20%の開きがあります。

自社の業界の平均開封率を確認し、実際のメルマガ開封率と比較するなど効果測定をする際の目安にしてはいかがでしょうか。

※出典:Benchmark Email|平均メール開封率・クリック率レポート 【2024年度版】 業種別・地域別(国別)の最新情報

https://www.benchmarkemail.com/jp/email-marketing-benchmarks/

メルマガ開封率を上げる7つのポイント

メルマガの開封率を上げるポイントは7点あります。

1. 開封されやすい曜日・時間帯に送る
2. 迷惑メール判定を避ける
3. 読者にとって価値のあるタイトルを付ける
4. 差出人名を改善
5. 閲覧端末を想定する
6. プリヘッダーを活用する
7. 定期的に配信リストを見直す

各ポイントを押さえて配信することで開封率を高められます。

1. 開封されやすい曜日・時間帯に送る

読者にメルマガを読んでもらうためには、タイミングが重要です。

メルマガのジャンルによって異なりますが、たとえば相手がBtoBに関係する読者だと仮定します。この場合、開封されやすい時間帯は出社する8時台、昼休憩の12時台、終業前の16時台です。

このように相手の立場に立って考えることが大切です。

配信する時間を見て開封率が高い時間帯を見定め、予約配信機能を活用するとより効率的です。

2. 迷惑メール判定を避ける

迷惑メール判定を受けると、読者に届かず開封率も上がりません。

また届いていないメールを送り続けることで、送信先のプロバイダーから迷惑メールと判定されます。迷惑メールと判定されないためにも、定期的に送信されているかを確認しましょう。

送信されていないメールアドレスは削除するなど整理が必要です。

3. 読者にとって価値のあるタイトル(件名)を付ける

メールの受信ボックスを開くと一覧に表示されるのは“タイトル”です。

いくら読み手にとって素晴らしい内容のメルマガを配信したとしても、タイトルがわかりにくかったり、興味を引くコピーではなかったりすると、そもそも読んでもらうこと自体が難しくなってしまいます。

この開封率を高めるために最も重要なタイトルを作るうえで、心がけるべきポイントを以下でご紹介します。

3-1. 内容をできるだけ具体的に書く

タイトルを付ける際に重要なことは、内容を具体的に書くことです。

化粧品を例に挙げると、「40代におすすめのスキンケア」だと件名が抽象的すぎます。

この件名を「朝から晩まで潤う40代におすすめの化粧水」「思わず触りたくなるプリ肌になれる40代向け乳液」など、具体的な内容をタイトルに入れることでクリックされやすくなります。

ポイントは、読者の興味やニーズの高いキーワードを盛り込み、タイトルだけでメルマガの内容を読者がイメージできるようにすることです。

×抽象的:40代におすすめのスキンケア
○具体的:朝から晩まで潤う40代におすすめの化粧水

3-2. 緊急性・希少性を伝える

緊急性具体性を盛り込むことで、興味を持たせることも重要です。「50%OFF」や「30分限定」など数値を入れることでより具体性が増します。

先ほど例を使用すると、以下のようになります。

  • 本日限り50%OFF!朝から晩まで潤う40代におすすめの化粧水
  • 今から30分限り!思わず触りたくなるプリ肌になれる40代向け乳液

このように今だけお得感があるように購買意欲をかきたてる内容が開封率を上げるポイントです。

3-3. 文字数を少なく、大事なことは冒頭に伝える

件名の文字数は30文字。
冒頭の15文字以内に伝えたい内容を盛り込むことがポイントです。

そうすることで、少ない文字数で「続きを読んでみよう」と思わせることができます。

4. 差出人名を改善

初期設定のままだと、送信元はメールアドレスのままで誰から送信されたのかわかりません。
メールアドレスに名前を設定するとメールの送信先が分かり、メールが開封されやすくなります。

Gmailでは、名前以外に顔写真の設定ができるため、読者に親近感や親しみを感じてもらえるでしょう。

5. 閲覧端末を想定する

メールは、閲覧する環境によってレイアウトが変わります。

パソコンで作成した内容をスマートフォンで見ると、改行や空白の影響で見づらく読者にストレスを与えかねません。

メルマガを作成した後、パソコンとスマートフォンでデザインやレイアウトを確認しましょう。

6. プリヘッダーを活用する

プリヘッダーとは、メール受信一覧で「差出人」「件名」に続いて表示されるメール本文のことです。

メルマガを扱う多数のクライアントは、プリヘッダー表示をサポートしています。

適切なプリヘッダーテキストを設定することができれば、メールを目立たせ、読者の興味や関心を高めることができます。

タイトルや件名だけを意識するのではなく、メール開封率を高める施策の一つとして活用してはいかがでしょうか。

7. 定期的に配信リストを見直す

メルマガを送る配信リストは常に新しい状態を保つことが重要です。エラーメールや退会者にメルマガを配信し続けても、集客や購買に繋がりません。

クリック率や到達率を高める施策とともに、定期的に配信リストを見直す習慣をつけましょう。

メルマガ配信のKPIを計測する方法

メルマガ配信のKPIを計測する方法について紹介します。

計測する方法は以下の3点です。

  • アクセス分析ツール
  • メール配信システム
  • MAツール

それぞれの方法について詳しく紹介します。

アクセス解析ツールを使う

アクセス解析ツールを使用すると、メルマガの開封率やクリック率、CV率などが確認できます。

代表的なものはGoogleが提供しているアクセス解析ツールGoogle Analytics内にある「Measurement Protocol」です。

Measurement Protocolは、Googleアナリティクスのコードを貼り付けずに、Googleアナリティクスでデータ計測できる新しい仕組みです。HTMLメールの中の画像タグに、Measurement ProtocolのURLを設置することで、メルマガの開封率を測定することができるようになります。

メール配信ツールを使う

メール配信ツールは、メールの一斉配信や自動配信に特化したツールです。

メールが届かない、誤送信、迷惑メールに振り分けられるなどのメルマガ配信に伴うトラブルを解決し、配信業務の負担を減らす用途に使われます。

MAツールを使う

MAとはマーケティングオートメーションの略で、マーケティングプロセスを自動化するツールです。登録した顧客情報にシナリオを組み込むことで、メールの自動配信も可能です。

マーケティングオートメーションについては「マーケティングオートメーション(MA)とは?SFA・CRMとの違いや導入のメリットも紹介」で詳しく解説しています!


また下記の記事では、上記で紹介した「メール配信ツール」と「MAツール」の違いや、「どちらを選ぶべきか」の基準などを解説しています。
メルマガを運用するためのツールを導入検討されている方、見直しを検討されている方はぜひご覧ください!

MAツールとメール配信ツールの違いとは?どちらを選ぶべきかの基準も解説!
ツールの導入を検討しているマーケティングや営業担当者の中には、マーケティングオートメーションツール(以下MAツール)とメール配信ツールの違いがわからず困っている…
www.kenbunsya.jp

メルマガの開封率を上げるためには工夫が必要

メルマガの開封率は、読者が興味関心を抱いた指標になります。

開封率を上げようと意識しすぎても、肝心な内容が薄かったり伝えきれなかったりする可能性があるので、注意が必要です。

開封率を上げるポイントは、メルマガを配信する時間に気を付ける、読みたくなる件名にする、読者の閲覧環境を考慮するなどたくさんあります。

管理や分析は、メール配信システムや無料のツールを利用をおすすめします。メルマガ作成の効率化を図り、メルマガの開封率を上げて効果も高めていきましょう。

メールマガジンで「マーケティング」に関するお役立ち情報を定期的にお届けしています!

▼メルマガ無料購読はこちらから!

お気軽にお問い合わせください

TEL:03-3269-6331

受付時間 9:00 -17:00(土・日・祝日除く)