みなさまは1日の中でなにかしらのWebサイトを閲覧することはありますか?
ほとんどの方が「見る」と答えるのではないでしょうか。そのくらい、Webというのは日ごろから目にする身近なものですよね。
特に、コロナウイルスの影響によってデジタルシフトが加速し、非対面での接点を持つ重要性が増していることは、みなさまも感じているかと思います。
その非対面での接点の受け皿となるのがWebサイトであり、改めてWebサイトを見直す企業も増えてきている中で、見直す際どこに依頼するかの選択肢として、これまでならWeb制作を専門としている会社へ依頼をするのが当たり前でしたが、われわれのような印刷会社への依頼も増えてきています。
そこで今回は、Webサイトの制作をなぜ印刷会社に依頼するのか、依頼するメリットや印刷会社に依頼することが向いている企業、向いていない企業のポイントを解説します。
目次
なぜ印刷会社がWebサイトを制作するのか
ほとんどの方の印刷会社に対してのイメージは “紙媒体” がメインではないでしょうか。そのイメージは間違いありません。
では、なぜ印刷会社がWebサイトを制作するの?と思う方が多いかと思いますが、それは・・・
“「情報を伝える力」に長けており、Webにおいても価値を提供できるから”です。
もう少し詳しく説明すると、これまで紙媒体を中心としてお客様のプロモーションやメッセージを伝える仕事のお手伝いをしてきた印刷会社には、本質とも言える「情報を伝える力=質の高いコンテンツを作る力」のノウハウが蓄積されている企業が多いのです。
特に紙媒体は、伝えたい情報がたくさんあっても掲載できる紙面に限りがあるため、本質的なメッセージを伝える力が重要になります。
これまで培われてきた「情報を伝える力」を活かし、紙とは違うWeb媒体の特性を踏まえたWebサイトの制作をして、ニーズに応えられるような対応をしているわけです。
紙媒体やWebそれぞれの特性について詳しく知りたい方は「紙媒体の4つのメリットや3つのデメリット、Webとの違いや使い分け方法を印刷会社が詳しく解説!」でも解説していますので、合わせてご覧ください。
印刷会社に依頼する4つのメリットとは?
では、印刷会社に依頼するメリットは何なのか、それは4つのメリットがあると考えています。
メリット①:“情報を伝える力”のノウハウがある
これは先述の通り、印刷会社はこれまで紙媒体でお客様のプロモーションやメッセージを伝える仕事のお手伝いをしてきたことで、情報を伝える力、それをコンテンツに活かして制作するというノウハウが蓄積されています。
媒体を紙からWebへとステージを変え、そのノウハウを活かした制作で“想いを具現化する” ・“効果を出す”
といったWebサイトの制作することができます。
メリット②:コスト・工数削減になる
1点目は「コスト・工数削減」です。
今まで印刷物を制作している企業は特に、メリットとして感じていただけるかと思います。
通常、紙媒体とWebサイトの制作会社が違う場合、デザインを流用する際に「二次利用料」が発生することが多く、その分コストがかかります。
しかし、印刷会社に依頼して1本化する場合はその分のコスト・工数削減ができます。
例えば、自社で会社案内のパンフレットの作成を依頼している印刷会社Aがあるとします。
その印刷会社AにWebサイトのリニューアルを依頼しようとしたとき、パンフレット作成時に画像やテキストなどの素材を一度提供しているので、基本的には新たに素材提供せずにリニューアルしたいWebサイトに反映させることができます。(ケースによっては追加素材は必要です。)
メリット③:社内手続きが煩雑にならずに済む
3点目は「社内手続きが煩雑にならない」ことです。
多くの企業では新しい会社に発注する場合、社内で様々な手続きをしなければいけないかと思いますが、これが中々煩雑で面倒!と感じる方は多いのではないでしょうか。
もちろん一概には言えないですが、これまでなにかしらで発注実績のある会社に対しての社内手続きであれば、新たな会社の手続きに比べて簡略化できるケースが多いため、社内手続きが煩雑にならずに済み手間が削減されるメリットがあります。
メリット④:社内にWeb制作部門を持つ印刷会社が増えている
4点目は「社内にWeb制作部門を持つ印刷会社が増えている」ことです。
以前に比べて社内で「Web制作部門」を持つ印刷会社も増えてきており、社内にWeb制作部門があることで、お客様がイメージしているものをスムーズに具現化して制作でき、Web制作専門の企業と同等のクオリティを担保することができます。
また、印刷会社ならではかもしれませんが、コピーライターや校閲などの専任スタッフが在籍している
ということもクオリティ向上に貢献してくれます。
これらのメリットに共通して言えることは、「効率性」です。
世の中の変化も早く、企業としても変化に対応していく必要がある中で、これまで以上にWeb上での接点の多くなっているWebサイトも効率よく柔軟に変化をしていかなければなりません。
そのためには「効率性」が高いことは大きなメリットと言えるでしょう。
印刷会社とWeb制作会社どっちを選べばいい?
これまで印刷会社にフォーカスして解説してきましたが、
「Web制作会社も専門としている以上候補は外せない」
と考える方も多いと思います。
実際、Web制作会社はWebに特化している分、効果のあるWebサイト制作をしたい際には強い味方です。
そうなった場合の判断基準は、自社の状況に合わせた判断をするといいでしょう。その際に目安になる基準をご紹介します。
印刷会社に依頼したほうがいい企業
- なにかしらの印刷物も一緒に作りたいと思っている企業
- 既に印刷物を制作していて、メッセージに一貫性を持たせたい企業
- Webサイトをスピーディーに作りたい企業
- 紙×Webのクロスメディア戦略を考えている企業
Web制作会社に依頼したほうがいい企業
- 初めてWebサイトを作りたいと思っている企業
- Webサイトの制作だけでなく、運用やマーケティング施策も伴走してほしい企業
- Webのみで営業活動が完結できる企業
どちらも依頼する会社によって変わってくるので、上記はあくまで目安ではありますが、自社の状況に応じた選定をすることで、ニーズが叶ったWebサイトが実現ができるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、印刷会社にWebサイトを依頼するメリットについて解説しました。
印刷会社はこれまで紙媒体で培った “情報を伝える力” を活かし、Web媒体にも反映させたWebサイトの制作を行っています。
その中でも、印刷会社に依頼するメリットは、
- コンテンツ制作のノウハウがある(印刷で培ってきた“情報を伝える能力”がある)
- コスト・工数削減になる
- 社内手続きが複雑にならずに済む
- 社内にWeb制作部門を持つ印刷会社が増えている
といったことがあげられます。
今後も重要な役割を果たすWebサイト、その制作をする際の依頼先の選定は、自社の状況やニーズにマッチした印刷会社・Web制作会社を選定することでより効果の出るWebサイトになるでしょう。
今後、Webサイト制作やリニューアルを考えている方はぜひ参考にしてみてください。
もしWebサイトのリニューアルが必要かどうか迷っている方は、弊社でWebサイトの無料診断も行っているので、以下からお気軽にお問い合わせください。