ユニバーサルデザインとは?
ユニバーサルデザインとは、年齢・性別・国籍の違いや、障がいの有無などに関わらず、より多くの人にとってわかりやすく使いやすい設計やデザインのことです。
身近な例でいうと、自動ドアや多機能トイレ、ピクトグラムなどです。みなさんも使ったことや見たことがあるのではないでしょうか?
実は、このユニバーサルデザインは、印刷物にも活用されています。
ユニバーサルデザインを印刷物に活用することで、情報をわかりやすくお客さまに伝えることができます。
ユニバーサルデザインの詳細は、こちらの記事をご覧ください!https://www.kenbunsya.jp/commusapu/design/3523/
ユニバーサルデザインの印刷物への活用
では、ユニバーサルデザインは印刷物にどのように活用されているのでしょうか?
まず、こちらの図をご覧ください。
どのように申し込むのか、スムーズに理解できたでしょうか?文章をしっかり読んで操作すれば、おそらく申し込みできるでしょう。
しかし、読みにくい・わかりにくいと感じた方が少なからずいるのではないでしょうか。実は、このレイアウトにはわかりにくい原因があります。
① 行間が狭く、読みにくい
行間が狭いと、上下の文章と近いので視線をスムーズに移動できず、読みにくい印象を与えてしまいます。
② 文章だけなので、一見してわかりにくい
文章を最初から最後までしっかり読む人は、このレイアウトでも理解できると思いますが、中には文章をざっと読んで操作する人もいるかもしれません。そうした場合は、文章だけではわかりにくいと感じる可能性があります。
以上のわかりにくい原因を踏まえ、ユニバーサルデザインを活用した改善例がこちらです。
改善ポイントは3つあります。
①説明文に見出しを入れる
見出しをつけることで、概要を把握することができます。
②説明文の行間を広げる
行間を適切に調整することで、文章が読みやすくなります。
③アイコンを入れる
アイコンやイラストを入れることで、視覚的に情報がわかりやすくなります。
改善前・改善後を比較してみると、見やすさ・わかりやすさに違いがあることがわかると思います。
ユニバーサルデザイン活用のメリット
先ほどの例から、ユニバーサルデザインを活用すると、情報がわかりやすく伝わることが実感できたと思います。
では、ユニバーサルデザインを活用することで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?メリットは3つあります。
お客さまと関係を築くためには、まずは関心を持ってもらうことから始まります。
商品やサービスの魅力をお客さまにわかりやすく伝え、関心を持ってもらうことができれば、お客さまとの間に新たなつながりが生まれます。
お客さま目線でわかりやすく情報を届けるので、お客さまとのコミュニケーションを大切にする姿勢が伝わります。
そして、情報がわかりやすいことでお客さまの負担が減るため、良いイメージを与え信頼を高めることにつながります。
契約書や申込書、取扱説明書など情報量が多い文書は、わかりにくいとお客さまにとって大きな負担となります。
内容がわかりやすくなることで、記入不備や問い合わせが減ります。
さらに、これまで問い合わせなどに対応していた時間を他の業務に充てることができ、業務の効率化につながります。
研文社の取り組み
ユニバーサルデザインを印刷物に活用するためには、今回ご紹介した内容以外にも、さまざまな配慮が必要です。
■ 識別しやすい配色にして見やすく
■ 簡潔でわかりやすい文章に
■ 適切な行長にして読みやすく
■ 視線の流れに沿ったレイアウトでわかりやすく など
研文社では、以上のようなユニバーサルデザインの視点を持ちながら、より多くの人に情報がわかりやすく伝わる印刷物を制作しています。
さまざまな企業の実績があり、お客さまからうれしいお声をいただいています。
【実績】銀行、保険会社、商社、メーカー など
【お客さまの声】
また、ユニバーサルデザインに関する資格保有者が在籍しています。
■UCDA認定1級 6名
■ UCDA認定2級 32名
■ MUDディレクター 1名
■ MUDアドバイザー 21名
※ 2023年7月現在
UCDAの資格の詳細はコチラ ▶ https://ucda.jp/shikaku.html
MUDの資格の詳細はコチラ ▶ https://www.media-ud.org/assay/
研文社では、情報のユニバーサルデザインに精通したエキスパートが、より多くの人に伝わるデザインをご提供します。
「なんとなく見にくいと感じる…」
「伝えたい内容が相手に伝わらない…」
「不備や問い合わせを減らしたい…」
こんな課題をお持ちの方は、ぜひ研文社までご相談ください!
また、ユニバーサルデザインの考え方で作られたカタログ制作の事例もございますので、ご興味ある方は下記からご覧ください。
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