お久しぶりです。中の人ブログのKです。
今回はCMで有名な「Sansan」についてのレビュー記事を書いてみました。
結論から言いますと、当社にとってはなくてはならない、優秀なデジタルツールの一つといえます。
とはいえ導入していない企業からしてみたら
名刺管理にお金をかける必要あるの?
実際役立つの?
本当に使いこなせるの?
など様々な疑問があると思います。
また疑問だけでなく、
「名刺管理をデジタル化したい」
「眠っている顧客情報を活用したい」
「マーケティングを始めたい」
「新規開拓が上手くいかない」
などの悩みを抱えている人の解決策として、Sansanを運用している弊社が一切の忖度なしでレビューしてみました。これから紹介する内容を参考にしていただけると幸いです。
目次
Sansanについて
Sansanは国内の8,000社以上※(2023年5月現在)が導入しています。
※利用企業数は、営業DXサービス「Sansan」の契約数です
「Sansan」とは、法人向けの名刺管理サービスです。
「それ、早く言ってよ~」のCMのインパクトが強すぎて、どうしても名刺管理ツールという印象を持たれているかもしれませんが、実際使ってみるとそれだけではない、営業DXツールということが分かりました。
名刺管理以外の機能もかなり充実しているため「営業DXツール」という触れ込みも納得できます。(名刺管理以外の機能については後ほどご紹介します)
導入の背景
そもそも弊社がSansan導入に至った経緯について軽く触れていきます。
Sansan導入の背景①(アナログ管理時代)
弊社がSansanを導入したのは2019年5月でした。
導入以前の名刺管理は、
- 個人での現物管理
- 保管場所はロッカー・鞄・机などまちまち
- データ化についても個人の裁量に任せるという感じでした。
自分の名刺管理だけなら何とかできましたが、他の社員の名刺については、全く把握できていませんでした。
そういった管理体制だったこともあり、展示会出展で獲得した名刺の管理もずさんでした。
その時の管理手法としては、名刺を獲得した翌日に「社員で分担して、名刺情報をExcelへ手入力してデータ化」という流れで、何百枚とある名刺を朝の数時間で営業全員で入力作業をしていました。
そのため、入力ミスが多くスムーズにデータ化できませんでした。
ならばと、翌年度からは、名刺を市販のスキャナーで読み込んで、CSVデータを生成しました。読み込んだ際に発生する、誤植部分は手入力で修正するという方法に変更しましたが、面倒な点は大きく変わりませんでした。
Sansan導入の背景②(デジタル管理を検討)
このように顧客データすら管理できておらず、展示会で獲得した名刺もデータ運営しきれない点が問題視され、そこを解決することを目指しました。
解決策として考えたのは、名刺のデジタル管理が出来るプラットフォームの導入でした。
Sansan導入の背景③(抜群の知名度による即決)
デジタル管理のプラットフォームとして選んだのはSansan。
以前こちらでマーケティング組織立ちあげの話をしましたが、当時はまだまだデジタルツールへの知見が少ない時代。そんな時に弊社社長から「名刺管理するなら、Sansanええやん、あのCMすきやねん」と当時頻繁にオンエアされていたSansanのCMをいたく気になっていました。
こうなると話が早く、一気にSansan導入へと進んでいきました。スムーズに進んだ理由として、トップダウンもさることながら、当時我々が知る限り他に比較検討先がないくらい抜群の知名度があったからです。
そのため、迅速に「選択⇒検討⇒導入」まで進み、私含め殆どの社員がついていけないスピード感で導入しました。
活用シーン
①導入直後
まず手始めに社員全員が所有している名刺を全てデータ化しました。作業は至ってシンプルで、名刺を専用のスキャナーへ取りこめば終了です。スキャナーも精度が100%に近かったので、後日手入力で修正する必要がほぼありませんでした。
導入から約2か月あまりで、全社員所有の約7万人分の名刺がデータ化されました。
その後は、営業活動などで入手した名刺は、即座にスキャンするルールを構築しました。
②展示会
Sansan導入後に展示会出展がありましたが、今までとは比べ物にならないくらいの速さで名刺のデータ化が行えました。そのことによって、即日御礼メールの配信や、アテンドした営業担当者へのリストの振り分けが翌日には行えました。
その結果、商談化率も導入以前に比べ、大幅に上昇しました。
③営業利用
Sansan導入前は属人的な営業スタイルが多かったため、営業が担当交代すると、先方との接点が少なくなり、上層部やキーマンの把握も個人単位になっていました。しかしSansanを導入したことで、担当している会社にはどういう人脈があるかを把握できるようになり、セールストークの幅が広がりました。
UI(使いやすさ)について
デジタルツールに強くない、私でも使いこなせます。なぜなら、そこまで複雑な操作が必要ないからです。
タグ付け設定や名刺情報の更新・統合作業など管理者としての作業も行っていますが、それもそこまで複雑な操作は必要としないと思います。管理者以外のあらゆる世代の社員が利用するツールならではかと思います。
名刺管理以外の機能
ここからは営業DXツールといわれる所以の機能などを紹介します。
コンタクト機能
一言で言いますと、「SFA機能(社内での情報共有プラットフォーム)」になります。
例えば「A社では~なことがあった」と書き込めば、それがプラットフォームで共有されます。
弊社の場合はSansan導入以前から、SFAツールを導入しているので、二重管理になってしまいます。そのため、Sansanのコンタクト機能は使用していませんが、テストで使用したときの感想としては、使い勝手は悪くなかったです。
SFAを導入されていない企業なら是非おすすめの機能です。
各種データベースの搭載
Sansanには帝国データバンクやダイヤモンド企業情報が一部搭載されています。
そのデータを使用する際に業種・業態などセグメントができるので、新規アプローチをする際のホワイトリストとしても使えます。
弊社もこの情報からダイレクトメールリストを作成し、新規取引に繋げた実績もございます。
自社が所有している名刺以外の情報が得られるのは営業的にもありがたい機能かと思います。
メルマガ配信機能
メルマガ配信には顧客リストが必須ですが、Sansanでは名刺情報をそのまま利用することができます。なので配信のための顧客リストを作成する必要はありません。
送信元は、特定のメールアドレスや自身のメールアドレスだけでなく、名刺の所有者とすることができます。一つの名刺に複数の所有者がいる場合には、最新の名刺所有者から配信されます。名刺の保有者や任意の担当者へ、メール文面の確認依頼も簡単です。
「Sansanを導入し、折角なのでメルマガもやってみたい」という企業にはありがたい機能かと思います。
メッセージ機能
社内で使えるチャット機能になります。社内における顧客情報や商談内容の共有が容易に行えます。
Sansan上でのコミュニケーションなので、外部への誤送信なども起きません。
カスタマーサービス
操作に関してそこまで複雑な手順がないため、カスタマーサービスの方に質問をする機会がありませんでした。それでも定期的に連絡をいただき、悩みごとのヒアリングや新機能の紹介などを行ってくれています。
取引のある導入企業の話を聞く限りですが、カスタマーサービス担当の方はとても丁寧でレスポンスも早いようです。
イベント開催
オンライン・オフラインのイベント開催にも力を入れている印象があります。Sansan Evolution Weekや各業界のトップランナーを集めたClimbersなどは驚くほど豪華な人選でした。またユーザー同士が交流できる大きなイベントから、クロージングサイトや小規模セミナーなど本当に色々とやっております。
その他、ユーザー同士の交流の場も多いため、それがご縁で新規取引が始まるという事などもありました。
僭越ながら私も以前イベントで登壇をさせていただきました。その際の登壇資料をご覧になりたい方がいらっしゃいましたら、是非こちらへご連絡ください。
導入をおすすめできる企業とおすすめできない企業
最後に導入をおすすめできる企業と、そうでない企業について触れさせていただきます。
完全に私の主観になっておりますので、ご参考程度にしていただければと思います。
もちろんSansan以外のツールも多数ございますので、会社の状況などでご判断いただければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
全ての機能を使いこなせているわけではないので、言葉足らずな部分もありますが、私がSansanをおすすめする理由になります。
本記事を読んで、もう少し具体的な事例を知りたいという方はこちらへご連絡ください。
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