最近、SDGsに対する取り組みを強化している企業が目に見えて増えてきています。世界的な開発目標として定められているSDGsに対し、各企業が社会的責任を果たすべく、様々な課題と向き合っています。
そんなSDGsに、基本的に企業など組織単位で取り組むものというイメージを持っている方もいると思いますが、日常にフォーカスしてみると、個人単位で貢献できる事も多く存在します。
今回はそんな一個人で取り組める身近に潜んだSDGs貢献活動をご紹介します。
目次
「脱プラスチック」を日常に!
SDGsへの取り組みの中でも、特にメディアなどで話題になっているのが「脱プラスチック」の動きです。
小売業界を中心とした「レジ袋の有料化」や、飲食店の「プラスチック容器廃止」など、可能な限りプラスチックを使わないような仕組みや体制構築を進める企業が増えてきています。
そんな脱プラスチックですが、提供側の企業に限らず、消費者側の私たちにできることは数多く存在します。
1. 紙パッケージ商品を選ぶ
食品・化粧品などのパッケージでプラスチックの代わりに紙製のパッケージを使用している商品が増えてきています。そのような紙製パッケージを意識的に購入することで、間接的にSDGsに貢献することができます。
2. マイストロー/ボトルを持参する
プラスチックのストローを廃止して、紙のストローを採用する飲食店も増えてきました。
消費する側の私たちも紙ストローやステンレス製のマイストローを持ち歩き、プラスチックのストローの替わりに使用することで、資源節約に貢献可能です。
また、「マイボトル」や「マイタンブラー」で飲み物をテイクアウトすることで、値引きを受けられるカフェチェーンなども増えています。
3. マイクロビーズを使用した製品を避ける
マイクロビーズとは球状の小さいプラスチックの粒子で、歯磨き粉、洗顔料、スキンケア・ヘアケア製品などに使用されています。マイクロビーズは非常に小さいサイズのプラスチックのため、下水処理施設のフィルターでは除去できず、水道管を通って河川や海に流れ出てしまいます。それを魚や海洋生物が大量に捕食してしまうといった問題も発生しています。
最近は、マイクロビーズを使用しない上記製品も増えており、こういった製品を意図的に購入することも脱プラへつながる活動のひとつです。
「国際フェアトレード認証ラベル」が付いた商品を選ぶ
フェアトレードとは、開発途上国が生産した原料や製品を適正な価格で継続的に貿易・購入することです。どうしても取引面で立場が弱くなってしまう開発途上国の生産者や労働者の立場を“公平”にし、最終的に開発途上国の生産者や労働者を自立させ、貧困から救済することを目的としています。
フェアトレードと聞くと、どうしても企業が行う貿易のイメージが強いですが、日常的な買い物で、フェアトレード製品を継続的に購入することもフェアトレードに貢献する活動の一環です。
国際フェアトレード認証ラベルとは?
「国際フェアトレード認証ラベルが付いた製品は、社会的、環境的、経済的基準について定めた国際フェアトレード基準を満たしています。フェアトレード製品を購入することは、小規模生産者と労働者の生活とコミュニティを改善することにつながります。」
出典:認証ラベルについて|フェアトレードとは?|fairtrade japan|公式サイト
https://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/intl_standard.php
国際フェアトレード基準を満たしていることの証明となる「国際フェアトレード認証ラベル」が付いたコーヒーやチョコレート、果物などを購入することも間接的にフェアトレードへの貢献に繋がります。こういった行動も、サステナブルな社会の実現に向けた行動と言えるでしょう。
検索エンジン「ECOSIA」を使う
Ecosia(エコシア/エコジア)という検索エンジンをご存じでしょうか。
Ecosiaは、ドイツの企業が開発した“検索するたびに植林につながる検索エンジン”です。Ecosiaでユーザーが検索すると、Ecosiaは広告収入を得られます。その収入の約80%を植樹活動を行っている非営利団体「WWF」に寄付され、その寄付によって、世界中に樹が植えられます。約45回検索するごとに1本の木が受けられるとされていて、これまでに1億本以上の植樹が実行されているそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
こういった小さな行動の積み重ねが、持続可能な社会構築への第一歩となります。上記のような取り組みをどうスタンダードにしていくかが課題となってくると思いますが、一人一人がサステナブルへの意識を持って行動していくことが重要です。皆さまも是非明日から取り組んでみてはいかがですか。
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