エンゲージメント率とは?SNS別の計算方法や向上させる方法を自社事例交えて解説

エンゲージメント率とは?SNS別の計算方法や向上させる方法を自社事例交えて解説
2023年8月14日
マーケティング

エンゲージメント率は、SNSを運用する上で重要となる指標の一つです。しかし、その計算方法や重要性をよく理解していない方も多いのではないでしょうか。

そこで当記事では、SNSのエンゲージメントがもたらす効果と、エンゲージメント率を向上させる方法について紹介します。

エンゲージメントとは?

SNSマーケティングでは、「いいね」「リツイート」「シェア」といった投稿に対する反応のことを「エンゲージメント」と呼びます。ビジネス現場において「深いかかわり」を意味するエンゲージメントは、SNSにおいてもユーザーとの関わりを表す重要な指標となっています。

SNSにおけるエンゲージメントの重要性

SNSの運用においては、エンゲージメント率を高めることがファン(フォロワー)や売上の増加につながります。そのためエンゲージメントを意識することは非常に大切で、ユーザーとのコミュニケーションを意識したプロモーションを行う上で無視できない指標となっています。

しかし、SNSアカウントを実際に運用し始めると、エンゲージメントではなくフォロワー数の増加を目標に運用するケースを多く見かけます。

SNSにおいてフォロワーを増やすことは、エンゲージメントと同様に大切です。

しかし、フォロワーを増やすことを目標にSNSを運用すると、
・ フォローバックを期待して関係の薄いアカウントをフォローする
・ プレゼントキャンペーンなどでフォロワーを増やす
など、売上につながらないフォロワーばかり増え、SNSを運用することの意味を見失ってしまいます。

こうした事態を防ぐためには、ユーザーの役に立つ情報を配信し、コメントに対する返信を送るなどユーザーと適切なコミュニケーションをとることが大切です。

エンゲージメントが自然と増えると、
・ 投稿内容に対する反応の違い
・ ユーザーの興味関心
などを知ることができます。

こうしたデータを参考に投稿内容を改善すれば、エンゲージメント率をさらに高めることができます。エンゲージメント率を高めることで、口コミで情報が拡散されやすくなり、プロモーションの成功や売上の増加に期待を持てるようになります

各SNSのエンゲージメント率の計算方法

以下では、代表的なSNSにおけるエンゲージメントの違いやエンゲージメント率の計算方法について紹介します。

X(旧:Twitter)のエンゲージメント

Xでは、各投稿の右下にある三本バーのボタンをクリックすると、次のエンゲージメントを確認できます。

■Xのエンゲージメント

・インプレッション数(ツイートの閲覧数)
・いいね数
・リツイート数
・リプライ数
・ツイートの詳細閲覧数
・投稿からのアカウントフォロワー数
・メディア(画像、動画)のクリック数
・リンクのクリック数
・プロフィールのクリック数

詳細なデータを確認したいときは、左画面にあるメニューの「もっと見る」→「アナリティクス」を選択して確認ください。

エンゲージメント率は、以下の計算式で算出します。

Xのエンゲージメント率=(エンゲージメント数÷インプレッション数)×100

エンゲージメント数とは、いいね、コメント、投稿保存の合計数です。

Instagramのエンゲージメント

Instagramのエンゲージメントは、Instagramの公式アプリ「Instagramインサイト」で確認できます。なおInstagramインサイトは、PCからのご利用はできません。ご利用の際は、スマートフォンからInstagramのアカウントを個人アカウントからプロアカウントに切り替えてご利用ください。

Instagramインサイトを導入すると、Instagramのプロフィールページとメニューに「インサイト」の項目が追加されます。メニューをタップし、表示されたインサイト画面でエンゲージメントを確認することができます。また、投稿から直接「インサイトを見る」を選択することも可能で、投稿ごとのエンゲージメントを確認できます。

■Instagramのエンゲージメント

1.リーチ数
・記事をリーチした(投稿を見た)アカウント数
・記事のインプレッション数(見られた総数)

2.コンテンツでのインタラクション(投稿へのアクション数)
・投稿に対するインタラクション(いいね数、コメント数、記事の保存数、シェア数)
・ストーリーズに対するインタラクション(返信数、シェア数)
・リール動画に対するインタラクション(いいね数、コメント数、保存数、シェア数)
・動画に対するインタラクション(いいね数、コメント数、保存数、シェア数)
・ライブ動画に対するインタラクション(コメント数、シェア数)

これらのエンゲージメントは、計測期間を変更したり、国や性別、年齢層別に確認したりすることも可能です。多様な角度から投稿を分析し、エンゲージメント率を高めましょう。

エンゲージメント率は、以下の計算式で算出します。

Instagramのエンゲージメント率=(エンゲージメント数÷インプレッション数)×100

インプレッション数は、投稿が表示された回数のことですが、リーチ数やフォロワー数を用いることもあります。状況に応じて分母を決め、決定したのちは分母の数値を変えずにエンゲージメント率の推移を把握するようにしましょう。

弊社では、公式Instagramの運用を行っています。デザイナーやプロモーションに関わる方を中心に役立つ情報を発信しておりますので、ご興味ある方は、下記からチェックしてみてください。

Facebookのエンゲージメント

Facebookのエンゲージメントは、トップ画面の左側にある「インサイト」から確認できます。インサイトをクリックしてメニューをインサイトに変えて、一覧の「投稿」から過去記事のエンゲージメントを確認します。過去の投稿を一覧で参照できるので、投稿に対する反応の比較などが容易に行えます。

詳細なエンゲージメントを確認したいときは、確認したい投稿の記事をクリックしてください。このほか、画面左下の「インサイトを見る」からでも投稿データの確認ができます。

■Facebookのエンゲージメント

・リーチ数(投稿を閲覧したユーザーアカウント数)
・インプレッション数(投稿の総閲覧数)
・エンゲージメント数(いいね数、投稿のクリック数、リンクのクリック数、写真のクリック数)

Facebookに広告を出している場合、画面右下にある「ブランドコンテンツ配信」欄に、広告を使っていないリーチ数とインプレッション数(オーガニックリーチ、オーガニックインプレッション)と、広告を使ったリーチ数、インプレッション数(ペイドリーチ、ペイドインプレッション)がそれぞれ表示されます。

エンゲージメント率は、以下の計算式で算出します。

Facebookのエンゲージメント率=(エンゲージメント数÷リーチ数)×100

エンゲージメント率の高め方

エンゲージメント率を高めていくにはどうすれば良いのか?

以下では、弊社Instagramの事例を交え、エンゲージメント率を高めるための取り組みを紹介します。

テーマを決める

まずは、一貫した内容のプロモーションを行うため、自社の強みやサービスの特色など打ち出すテーマを決めましょう

Twitterは、投稿やフォローに関連のあるアカウントやツイートをおすすめとして表示する機能があります。そのため「最新のトレンド」や「環境にやさしい」といったテーマを発信していると、それらに関心・興味のあるアカウントにツイートが届きやすくなります。同じテーマを持ったアカウントの輪を広げていくことで、情報は更に拡散されやすくなります。

弊社でのテーマ設定【事例】

メインの印刷以外の強みである「マーケティング」「ユニバーサルデザイン」などを軸テーマとして、その他ニュースリリース案件などの情報を発信しています。

ペルソナを設定する

ペルソナとは、SNSマーケティングにおいて投稿やアカウントを閲覧・フォローしてくれるだろう仮想の人物像です

マーケティングにおけるターゲット設定では、「年齢」や「性別」、「住んでいる地域」など人物の「属性」に基づいたデータを設定します。これに対してペルソナとは、学歴や趣味、性格などの他、1日のスケジュールやライフスタイルなど、個人に絞り込めるくらい細かくパーソナリティを作り込んだものです。

「記事にアクションを起こしてくれるには、どういった内容の投稿をすれば良いか」という想定に基づいて記事を作成すれば、ペルソナと類似した現実のユーザーたちも記事に反応してくれるでしょう。また、アカウント名でユーザーの興味をひいたり、記事の投稿時間を閲覧時間に合わせたりなど、記事以外の内容も調整していきましょう。

なお、設定したペルソナと実際のユーザー層とのプロフィールに差を感じるときは、適宜ペルソナを修正してください。

弊社でのペルソナ設定【事例】

年齢や性別ではなく「Instagramの投稿テーマである、マーケティング・ユニバーサルデザイン・印刷会社の日常」などに興味を持っていただいている方、同業他社含め、企業のInstagram担当者様になります。

ペルソナの考え方は、業種・業界(BtoBとBtoC)などで大きく異なる部分かと思います。

ユーザーとコミュニケーションをとる

フォローしてくれたユーザーとコメントなどでコミュニケーションをはかると、好感度が上昇してエンゲージメント率が高まります。ただし、社内規定やブランドイメージを理由にユーザーとコミュニケーションがとれないといった場合は、「いいね」や「シェア」などそれ以外の方法でコミュニケーションをはかるようにしましょう。

また、ユーザーの悩みに答えたり、最新の話題やトレンドに乗ったりすることで、親しみやすいアカウントであることをアピールできます。

弊社でのユーザーとのコミュニケーション【事例】

リールやライブ配信は行っていませんが、ストーリーは定期的に発信しております。 そこでの投稿内容は天気や今日のランチといった緩い内容を発信し、ユーザーと親密化を図るようにしています。

キャンペーンを実施する

「フォロー」や「いいね」、「決められたハッシュタグをつけて投稿」といったようなユーザーのアクションを参加条件として、キャンペーンを行う施策になります。ユーザーからのアクションが増えるため、エンゲージメント率の向上につながります。

キャンペーンを行うことで、フォロワーを増やしやすく、拡散にもつながるので、投稿に対するエンゲージメント率も期待できます。

キャンペーン終了後も、継続的にファンになってもらえるように、ユーザーのニーズにそった投稿を意識しましょう。

弊社でのキャンペーン【事例】

不定期ですがInstagramのキャンペーンを行っています。キャンペーンの内容としては、 弊社の工場で作成したオリジナルのペーパークラフトのプレゼント企画になります。キャンペーンの目的はペルソナを度外視し、法人・個人を問わない幅広い層へのリーチになります。

【七夕キャンペーン】

投稿日時を意識する

エンゲージメントを獲得するには、エンゲージメント率の高い時間帯に投稿することが重要です。

平日であれば通勤・通学の時間帯や就寝前など、SNSのアクティブ率が高まりやすい時間に投稿すると、大勢のユーザーに見てもらえる可能性が高くなります。また、設定したペルソナがネットを確認する時間にあわせて投稿するのも効果的です。

弊社での投稿日時【事例】

弊社のペルソナ属性的には日中に更新した方がエンゲージメント率が高まる傾向があります。 なので、投稿日時は平日の日中がメインになります。

ハッシュタグを活用する

SNSでは共通する話題を扱うときに、ハッシュタグを用います。

目的を持って情報を集めているユーザーはハッシュタグ検索を行う傾向にあり、特定の話題にハッシュタグを用いることで、フォローされていないユーザーにも投稿を見つけてもらうことができます。

また、自社製品やサービスについて投稿する際もハッシュタグを設定することで、ファンと独自のコミュニティを築くことができます。SNS上でキャンペーンを開催するなどの機会に利用してみると良いでしょう。

弊社でのハッシュタグ活用【事例】

できるだけ多くの目に留まるよう可能な限り多く設定するように意識をしています。 ただし、あまり関連性のないハッシュタグを付けることで、ユーザーに興味ない投稿という評価を下されないよう注意してハッシュタグの活用を行っております。

過去の投稿を分析する

SNSは、投稿した記事のインプレッションやエンゲージメントなどの数値を分析することができます。たとえば、インプレッション数が多いのにエンゲージメントやフォロー数が伸びないときは、投稿内容に問題があるのかもしれません。投稿を分析し仮説を立てて、課題を改善していきましょう。

また、投稿内容だけでなく、フォロワーのユーザー層や閲覧時間など、アカウント全体の傾向も把握しておきましょう。

弊社での分析【事例】

SNSは続けることが大変という統計もあります。
継続的に運用をしていくために、弊社では月に一度の運用ミーティングを行っています。そこで、次月の投稿内容の決定や、投稿のインサイト分析を行っております。

また、即時性のある内容に関しては、 スケジュールを度外視して投稿する時もあります。

まとめ

SNSにおけるエンゲージメント率の重要性と向上の仕方について解説しました。SNSの運用は、ユーザー同士のコミュニケーションが大切です。

自分のアカウントに興味・関心を持ってもらえるような情報を配信し、時には自ら他のアカウントの投稿に反応するなど、自らアクションを示すことです。そうすることで、他のユーザーからエンゲージメントを返してもらいやすくなり、情報の拡散や新たな価値を生み出すきっかけになります。

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