推し活EXPO2026出展レポート~展示会って、やっぱり「事前準備がすべて」でした~

推し活EXPO2026出展レポート~展示会って、やっぱり「事前準備がすべて」でした~
2026年9月17日
中の人ブログ

※今回の記事は、展示会出展レポートです。私も運営メンバーとして参加したので、「中の人ブログ」としてお届けします。過去の展示会レポートも参考にしつつ、営業主体・限られた人員でどう運営したか、かなり生々しめに書いてみました。

<こんな人におすすめ>
・これから展示会を出展する方
・他社がどのような展示会運営をしているか興味がある方
・展示会の成果について懐疑的な方

推し活EXPO2026ってどんな展示会?

「推し活EXPO2026」は、その名の通り“推し活”がテーマの展示会です。ファン向けのグッズ・サービスから、運営側を支えるツールまで、推し活周辺のあれこれが一堂に集まるイベントでした。

開催概要はざっくりこんな感じです。

日程:2026年6月24日~26日(3日間)
会場:東京ビッグサイト
来場者:企業のマーケティング担当・イベント運営担当など

当社は、最新印刷技術で制作した、推しの“レア感”を極限まで高める【箔のトレーディングカード】を筆頭に、「推し活を支える“コミュニケーションツール“」をテーマとして出展しました

今回の体制:営業が主体、マーケティング部門は“後方支援”

主幹:営業部(企画〜当日運営全般)
後方支援:マーケティング課(このブログを書いている“私”含め、マーケティング課二名)

「営業主体の展示会なので、マーケは黒子役ね」というスタンスのもと、マーケ側は以下の領域に集中することになりました。

・事前準備の設計
・集客とツール周りの仕込み
・会期後のフォロー設計

結論:展示会は“事前準備が9割”だと実感しました

先に今回の結論から言うと、「展示会は、やっぱり事前準備がすべて。少なくとも8~9割は事前の段取りで決まる。」です。

今回、ブース装飾は一部外部にお願いしつつも、運営人員はいつも通り「自前社員のみ」でまわしました。

そのなかで、特に活用したのが以下の2つです。
・名刺管理(Sansan)
・メルマガ配信/反応管理(MAツール/SATORI)

これらをがっつり使い倒しつつ段取りを固めたことで、派手な仕掛けがなくても「正直かなり戦えたな」という手応えがありました。

以下、「何をやったのか」「どこが効いたのか」をざっくり振り返ります。

事前準備①:誰に来てほしいかをSansanで“見える化”

まずは「名刺棚卸し」から!

これ、かなり地味ですが、一番効いたところです。Sansanにたまっている名刺を片っ端から眺めるのは、膨大な作業になります。

そのため、以下をベースに「推し活EXPOに呼びたい人リスト」を作りました。
・業種・業界
・担当領域(マーケティング/イベント/ファンビジネス等)
・メイン営業担当者のお客様(候補含む)

結果として、これまで接点のあった方々が、一気に“整理された顔ぶれ”として見える状態になりました。
・既存顧客
・過去に一度だけ商談した方
・メルマガだけの接点の方

営業目線でいうと、「誰と会えたら嬉しいか」が具体的な“名前付き”で出てくるので、当日のイメージがぐっと湧きやすくなりました。

次は招致の手段

招致の仕方は“関係性・エリア別”に分けました。

・定期的にお会いしているお客様
→ 訪問時に、営業がEXPO案内を紙で手渡し

・関係性はあるけれど、頻繁には会えていないお客様
→ ダイレクトメールを個別送付

・メルマガ読者・オンライン中心のお客様
→ MAツールで案内メールを配信

ここでMAツールが便利だったのは、
・メール開封/クリック状況
・イベントページへのアクセス
などが、すべてログで追えることです。

事前の時点で、「この方は当日の来場確率が高そうだな」という温度感が見えてきます。営業側には、「反応高めな人リスト」を事前共有しておき、当日のアサインや声掛けの優先順位に活かしました

事前準備②:ブースは“推し活らしい派手さ”と“わかりやすさ”のバランスで

装飾は“一部外部+細かいところは自前”
推し活EXPOなので、正直「地味なブース」だと埋もれてしまいます。とはいえ、すべてフル外注できる予算もない……ということで、

①メインビジュアルや一部装飾
→ 外部に委託
※イベント全体のトーンと合わせて、華やかさを担保

②パネル追加、ポップ、レイアウト微調整
→ 社内で対応

というハイブリッド方式に落ち着きました。

結果として、ブース全体は以下のような方向性に落ち着きました。
・推し活らしい“ワクワク感”はきちんと出しつつ
・自前で手をかける部分は、説明しやすさや回遊しやすさに集中する

今回はPCやタブレットを使用したリアルタイムデモはあえてナシ。代わりに“会話前提”の資料にしました。

理由はシンプルで、
・人員が限られていたこと
・混雑時にデモ対応がボトルネックになりそうだったこと

その代わりに、以下のような独自性が伝わりやすい展示物を中心に陳列しました。
・見た目のインパクトを出せるようなパネル
・模型など、立体的に見せられる展示物
・自社で制作した商品

「推し活の雰囲気の中で、あまり説明臭くなりすぎないようにしつつ、でもちゃんと内容は伝えたい」というバランスを探した感じです

事前準備③:アンケートとノベルティは“あとで効いてくる形”に

来場者アンケートは、営業とマーケの“共通通貨”

推し活EXPOの来場者は、当社を初めて知る方が大半です。そこで、来場者アンケートを提案・実施しました。

<アンケートの目的>

・忌憚ない意見の収集
・今後のマーケティングに活かすこと
・ニーズの可視化

具体的な質問項目は、ざっくり以下のような内容です。

・当社ブースで興味を持った展示物
・当社の商材が活用できそうか
・特殊印刷についてのイメージ
・検討時期(すぐ/半年以内/情報収集中など)

これが、あとで効いてきます。

アンケート結果は、営業・マーケそれぞれで以下のように活用できます。
・営業:フォロー優先度の判断材料
・マーケ:自社商品への客観的意見・外部への展開

「展示会一発イベント」で終わらず、継続的なコミュニケーションに自然につなげやすくなりました

※アンケートはあくまで副次的なものなので、お客様が難色を示されている場合は無理強いしないようにしました。

ノベルティとパンフレットも次の接点を意識

ノベルティは“推し活らしさ+自社で作成できるもの”を意識しました。

また、この日のために簡単なパンフレットを作成し、配布しました。これも、後々のMA配信や会期後に実施のショールーム案内(アフター推し活EXPO)につなげられるので、派手さだけでは終わらない“仕込み”の一つとして機能してくれています。

会期中の運営:限られた人数でどう回したか

会期中の運営は、自社メンバーだけでまわしました。

意識していたポイントはこのあたりです。
・新入社員や展示会初参加メンバーが困っていたら、主幹の営業がすぐフォローする
・混んできたら説明時間をギュッと短くしつつ、できるだけ多くの来場者をしっかりアテンドする
・じっくり資料を見ている方には、無理に名刺を取りに行かない

展示会ってどうしても、「名刺を一枚でも多く!」モードになりがちなんですが、今回は、「お客様が満足していない状態で、名刺だけ増えても本末転倒」という共通認識を持って臨みました。

そのうえで、当日の対応にばらつきが出すぎないよう、以下のものを事前に用意しておきました。
・ベースのトークスクリプト
・価格表/プラン表(共通フォーマット)
・イレギュラー案件は責任者に振るルール

これらを決めておいたおかげで、経験値の違うメンバーが混ざっていても、全体として大きくブレない運営ができたと思います。

会期後:ここからが“本番”です

<展示会3日間の結果>

名刺:500枚
アンケート:300枚

これが多いか少ないかは、業界や企業規模によっても変わるのでここでは触れませんが、リスティング広告でBtoBリードを1件取るのに1〜3万円と言われる世界観を考えると、対面でお話ししながら500件の情報をいただけたのは、当社の規模・予算感では十分な成果だったと思っています

名刺管理とMAの“二段構え”

会期後の動きは、かなりシステマチックです。

・名刺+アンケート両方あり
・名刺のみ
・アンケートのみ

上記3パターンに分けて整理しながら、名刺情報はSansanに毎日登録していきました。3日分の整理を終えると、翌週の頭にはもう「誰がどんな方で、どんな話をしたか」がだいたい見える状態になっています。

そこからはMAツールの出番です。

・御礼メールのテンプレ
・資料ダウンロードのご案内
・ショールーム(“アフター推し活EXPO”)への招待

などを、アンケート内容や行動ログに応じて、少しずつ内容を出し分けました。「展示会で一度お会いして終わり」ではなく、「展示会を起点に、少しずつ深い話に入っていく」イメージでコミュニケーションを行いました

現在の状況

この記事を書いているのが、2026年7月時点でも、営業チームは絶賛フォロー中です。
具体的な受注実績はまだこれからですが、

・見積もり依頼
・ショールームへの来場希望
・個別相談の打診
・追加資料のリクエスト

など、「次のステップ」に進んでいる案件が増えてきている実感があります。

社内では、これをちょっと冗談まじりに
「アフター推し活EXPO」と呼んでいて、展示会が“単発イベント”ではなく、
継続的な対話のスタートラインになったな、という感覚でいます。

※なお本記事を執筆後の8月に2社様より発注内示をいただきました。
検討期間が長いといわれている印刷業界において、このスピード感は驚きの一言です!

まとめ:中の人的に「ここがポイントだった」と思うところ

最後に、今回「中の人」として動いてみて、展示会運営で大事だなと思ったポイントを3つに絞ると、こんな感じです。

① 事前準備が9割
誰を呼ぶか、どう案内するか、当日どう回すか。
ここまで決めておけば、現場はだいぶラクになります。

② 当日は臨機応変に動く
来場者の入り方も、メンバーのコンディションもその日次第。「こうするはずだった」に固執しない柔らかさが必要でした。

③ 展示会の本番は会期後
名刺を集めて終わりではなく、SansanとMAで“その後の会話”にちゃんとつなげることが肝だと実感しています。

名刺管理ツール×MAツールは、もはや必須級

事前の招致から、当日の記録、会期後のフォローまで、この2つを基盤にしておくと、再現性のある動き方がしやすくなります。久々に営業部主体での展示会出展でしたが、過去の経験と、ツールを活かした事前準備がかなり効いてくれたな、というのが率直な感想です。

このレポートが、「展示会やりたいけど、そんなに予算も人も割けないんだよな…」と悩んでいる担当者さんの、ちょっとしたヒントになればうれしいです。

また、弊社ショールーム「神楽坂 HAKKEN.lab」では、推し活EXPOで展示したさまざまなアイテムをはじめ、推し活グッズのヒントやパッケージサンプル、更に今まで見たことない新しい箔の印刷表現サンプルを展示しております。ぜひお気軽にお越しください。(事前予約制になります)

>>神楽坂 HAKKEN.lab(株式会社研文社)予約サイト<<

■あわせて読みたい記事

展示会の出展にはどのような準備が必要?スケジュールや必要な備品リストを徹底解説!

展示会後のフォローを成功させるポイントとは?事前準備の手順やおすすめ手法もご紹介!

展示会のポスターやパネルに効果的なデザインや作り方を解説

ノベルティの効果とは?目的や効果の高いノベルティを5つ紹介

お気軽にお問い合わせください

TEL:03-3269-6331

受付時間 9:00 -17:00(土・日・祝日除く)