常に目指すは、一発校了!
印刷工程全般を掌握
プリンティング・ディレクターは、印刷物の企画段階から完成に至るまで、部門をまたいでディレクションする仕事です。まず、クライアントが何を望まれているのか、詳しくご要望をお聞きします。そして、クライアントやクリエイターとともに、どのようなデザインでどのような形態が良いかを打ち合わせて、どんな印刷物を作るのかを導き出します。私のポリシーは、一発校了。常に一発校了を目指しています。校正を繰り返して仕上げていくのは当然といえば当然ですが、いかに1回目でクライアントが望むものを出せるかが勝負だと考えています。そのために知恵を絞り、お受けしたものは最後まで責任を負う姿勢で、ベストなモノをご提供できるように取り組んでいます。
プリンティング・ディレクター三浦 芳裕
新たな課題やハードルを越えて
入社以来数多くのクライアントに接して印刷の難しさ、奥深さ、そして達成感を味わいました。特に自動車メーカーの新車カタログなど、微妙なボディカラーを忠実に再現するためには苦労しましたが、カタログ完成時にはクライアントからも労いの言葉をいただくことができました。また別のクライアントからは、原画に合わせるため、9色で印刷している作品の相談を受けました。当初は、3回まで校正ができることになっていました。その時は撮影方法や、印刷方法を工夫して初校で原画に合った校正を出すことができました。再校以降は原画に合わせるのではなく、もっとよくするために変更するなどのプラスの作業に費やすことができ、結果三校以内で校了となりました。クライアントも私たちも満足することができ、今でもそのクライアントの作品は毎年指名していただいています。
写真集や画集などアート系の
出版にも携わる
著名なアーティストの写真集や画集などの案件は、より美しく鮮やかな色の再現が必要になってきます。高度な製版技術との連携や、細部までクリアにするハイクオリティな印刷技術が必要です。これからも、いつまでも印刷に対してのこだわりは捨てずに、新しい事に取り組みながら、クライアントやアーティストの方々にご納得いただける印刷物を生み出せるよう頑張っていきます。