印刷学会出版部発行の月刊『印刷雑誌』2021年3月号【特集:抗菌・抗ウイルス】の巻頭に、当社尼崎工場生産管理課課長、プリンティング・ディレクター三浦芳裕の署名記事「インキ・ニス・紙の取り組みとその先へ」が掲載されました。
月刊『印刷雑誌』は、100年以上の長い歴史をもつ、印刷に関わるデザイン・科学・技術の専門誌です。2021年3月号ではコロナ禍で注目を浴びている「抗菌・抗ウイルス」を特集し、印刷会社、インキメーカー、フィルムメーカー、建材メーカーなどから最新の知見が寄せられました。
その特集の巻頭に、当社プリンティング・ディレクター三浦芳裕による「インキ・ニス・紙の取り組みとその先へ」が掲載されました。印刷会社がコロナ禍において何ができるのか、抗菌・抗ウイルス印刷に取り組むに至った経緯を振り返りつつ、実践する上でのポイントなどをご紹介しています。
例えば「抗菌製品技術協議会(SIAA)」への加盟登録においては、自社での抗菌印刷はどのインキで取り組むかを試した経緯や、実際に登録されたインキを使う上での注意点などを解説しています。
また抗ウイルス印刷については、細菌とウイルスの違いは何か、といった基礎知識から、滅菌・殺菌・除菌・抗菌などの用語の定義と表記上の注意点、さらに新しく登場した抗ウイルスニスを使っての製品化などに言及。これら一連の対応に素早く動いたことで、研文社が表面塗工印刷でのSIAAへの抗ウイルス登録第1号となったことをご報告しています。
さらに抗ウイルス印刷の具体例として、コロナ禍において重要な日々の健康状態を記録できる「すこやかノート」を開発した経緯や、このノートを寄贈する社会貢献活動「すこやかプロジェクト」についてもご紹介しています。
これからも「抗菌・抗ウイルス」といった技術を生かし、コロナ禍における新しい生活習慣のサポートに取り組むことで、印刷会社にできる社会貢献を続けていきたいと意気込みを語り、レポートは結ばれています。ぜひご一読ください。
■印刷雑誌2021年3月号