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外食産業で展開されるLIMEXのアップサイクル事業に研文社が参画。

株式会社セブン&アイ・フードシステムズと株式会社TBM、リコージャパン株式会社は、新素材LIMEXのシートで作成した季節メニューを使用後に回収し、店舗で使用するトレーに再生利用するアップサイクル*1スキームを構築。研文社はメニューを作成する工程に参画しました。

近年、EUや中国をはじめとする多くの地域・国々では、経済政策としてサーキュラー・エコノミー*2を取り入れており、日本においても今後、資源循環に向けた体制整備が進んでいくことが予測されます。
TBMが開発したLIMEXは、原料に水や木材パルプを使用せず、紙や石油由来原料の使用量を抑えてプラスチックに代わるシート(LIMEXシート)やペレット(LIMEXペレット)を製造することが可能です。水や森林、石油などの枯渇資源の使用量を抑えながら、紙やプラスチックの代替となる新素材として注目され、多くの企業で導入が進んでいます。
今回の取り組みは、セブン&アイ・フードシステムズ、TBM、リコージャパンの3社が連携し、LIMEXの資源循環スキームを共同で構築することで、サーキュラー・エコノミーの推進に貢献します。
具体的には、セブン&アイ・フードシステムズが運営するカフェ『麴町珈琲』の季節メニューをLIMEXシートで制作し、使用後に回収して再資源化。それをドリンクバー用のトレーに再製品化し、『デニーズ』店舗で使用します。またLIMEXシートへのメニュー印刷にはリコー製カラープロダクションプリンター「RICOH Pro C7210S」を使用し、研文社が担当しました。
今後、セブン&アイ・フードシステムズは、LIMEX製品の導入店舗や使用量を拡大するとともに、取り組みを通じて、限りある水資源の有効活用、石油依存の低減、新たな循環型システムの構築などを図り、持続可能な社会の実現につなげていきます。

 

 

 


 

*1アップサイクルとは、サスティナブル(持続可能性)なものづくりの方法論の一つで、従来のリサイクルとは異なり、単なる素材の原料化、再利用ではなく元の製品よりも価値の高いものを生み出すことを目的とする取り組みのこと。
*2サーキュラー・エコノミーとは、従来のリサイクルや廃棄物処理にとどまらず、消費された資源を回収し再利用し続けることで、循環をベースとして経済を成立させ、経済成長と環境負荷削減の両立を目指す試み。

 

【各社概要】
■株式会社 セブン&アイ・フードシステムズ
2007年に、(株)デニーズジャパン、(株)ファミール、ヨーク物産(株)の3社を吸収する形で設立。レストランの「デニーズ」をはじめ、ファストフードの「ポッポ」、カフェの「白ヤギ珈琲店」「麴町珈琲」や、事業所・病院・学校などのコントラクトフードサービス(給食事業)、フランチャイジーとしての「セブン-イレブン」の運営など、食を中心とした事業を展開しています。
https://www.7andi-fs.co.jp/7fs/

■株式会社 TBM
2011年設立。石灰石を主原料として紙やプラスチックの代替となる日本発の新素材「LIMEX(ライメックス)」及び LIMEX製品(袋、印刷物など)の開発・製造・販売を行っています。豊富な石灰石を用いて、海洋プラスチック汚染や資源枯渇等の問題解決に貢献すること、そして、マテリアルリサイクルが可能な LIMEX を通じて持続可能な循環型社会の実現を目指しています。
https://tb-m.com/

■リコーグループ
リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています(2020年3月期リコーグループ連結売上は2兆85億円)。創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会にむけて積極的な取り組みを行っています。
https://jp.ricoh.com/

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