意外に知られていない『抗菌』と『抗ウイルス』の違いとは?

意外に知られていない『抗菌』と『抗ウイルス』の違いとは?
2021年7月1日
印刷・デザイン

2022年も未だなお、落ち着きが見れられない新型コロナウイルス。
その影響もあり、世の中には「抗菌」や「抗ウイルス」などの効果をうたった加工が施されている製品が既に当たり前のように市場に出回っていますよね。

しかし、

「抗菌と抗ウイルスの違いは?」
「そもそも菌やウイルスとは一体何なのか」
「抗菌や抗ウイルスの注意点は?」

これらを正確に理解されている方は、案外少ないのではないでしょうか。

抗菌や抗ウイルスの違いを理解していないと、「抗ウイルスでウイルス対策のつもりだったけど抗菌だった・・・」などのケースが起こり、効果を十分に発揮してくれない可能性があります。

そこで今回は、いち早くSIAA認証を受け、抗菌印刷や抗ウイルス印刷に取り組んでいる弊社が抗菌や抗ウイルスについて詳しく解説します。

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菌とウイルスについて

抗菌と抗ウイルスの違いについて説明する前に、そもそも「菌」や「ウイルス」とは何なのかを理解しておく必要があります。

抗菌と抗ウイルスについて理解するためにも、まずは「菌」と「ウイルス」について見ていきましょう。

菌とは

菌(細菌)は1つの細胞からなる単細胞生物の1種です。
皮膚の表面から体内まで身の回りのあらゆるところに存在し、少なくとも6,800種、推測では400,000種ほどいると言われています。

細菌と聞くと人体に害があるように思いがちです。結核菌のように病気を引き起こす菌が存在する一方、ビフィズス菌や納豆菌のように人間に利益をもたらす菌も存在しています。

菌の大きさ

一般的に細菌の大きさは約1~10μmです。
μm(マイクロメートル)とは100万分の1メートルなので、肉眼では確認できないくらいの大きさです。

菌の一例

菌の一例として下記のようなものがあげられます。

乳酸菌/ビフィズス菌/サルモネラ菌/大腸菌 など

ウイルスとは

ウイルスは細菌よりもさらに小さく、タンパク質の殻の中に核酸が入った構造体です。

ウイルスには2つのタイプが存在し、「エンベロープ型」と「ノンエンベロープ型」があります。
この2つの違いは、エンベロープという“脂質膜を持つか持たないか”の違いです。
新型コロナウイルス(COVID-19)はエンベロープ型に分類されます。

微生物に分類されるものの、生命を構成する最も小さな単位である細胞を持たないので、非生物とされる場合もあります。

ウイルスの大きさ

ウイルスの大きさは約数十~数百nm程度の大きさと言われており、nm(ナノメートル)は10億分の1メートルです。
ウイルスは菌の100~1000分の1程度の大きさしかないので、光学顕微鏡ではなく、電子顕微鏡でないと確認できないほどの大きさです。

ウイルスの一例

インフルエンザウイルス/コロナウイルス/ノロウイルス など

菌とウイルスの大きな違い

菌とウイルスの大きな違いは、「増殖方法」です。

細菌はエサ(適度な栄養・水分)などの環境が整えさえすれば、細胞分裂し自己増殖していきます。
一方、ウイルスは自己増殖はできません。

ではウイルスは、どのようにして増殖するのかというと、ウイルスが細胞に入り込み細胞が増殖するための要素を利用して増殖していきます。

もっとかみ砕いて言うと、細胞に入り込んで自分のコピーを作らせて増殖します。
このとき、ウイルスは細胞内で増殖すると、その細胞を壊し、ほかの細胞へ寄生し増殖していくのです。

ウイルスと細菌とでは構造も全く異なります。

抗菌と抗ウイルスについて

菌とウイルスが同じものではないことがお伝え出来たかと思いますので、次に抗菌と抗ウイルスがどのようなものかを見ていきましょう。

抗菌とは

抗菌は「菌の増殖を抑制すること」と定義されています。
なので、似たような言葉で混同しがちな「殺菌」や「滅菌」と別物であることがわかります。

以下の表にそれぞれの特徴を記載したので合わせてご覧ください。

抗菌は菌の増殖を抑制できるので、

  • まな板
  • 冷蔵庫
  • マスクケース

など、日常的に手に触れるものに抗菌加工がよく使用されています。

抗ウイルスとは

では抗ウイルスとはなんなのか。

抗ウイルスとは、ウイルスを不活化させることを指します。

つまり、不活化とは一言でいうと“感染力を失わせること”です。

不活化のざっくりとした仕組みは、ウイルスの外部組織を破壊することで、生物の細胞に侵入して増殖する機能を失わせ、活動を停止した状態にすることができます。

一般的なウイルスの不活化の方法としては、アルコール(エタノール)や次亜塩素酸ナトリウムを含む消毒剤による不活化があります。

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抗菌と抗ウイルスの違い

抗菌と抗ウイルスの違いは下記のとおりです。

抗菌・・・「菌の増殖を抑制すること」
抗ウイルス・・・「ウイルスを不活化させ感染力を失わせること」

こう見ると抗菌と抗ウイルスがハッキリと違いがあることがお分かりになるのではないでしょうか。

混在しやすいこの2つですが、先述の“菌とウイルスの違い”を理解していることで、これらの違いもより明確になるので、菌とウイルスの違いについても合わせて覚えておきましょう。

抗菌・抗ウイルスの注意点

抗菌・抗ウイルスでよく勘違いされがちなのですが、「抗菌や抗ウイルス加工してあるから手入れはいらないんじゃ?」 と思われる方が多いのですが、これは間違いです。

なぜなら、製品の加工表面が汚れたままだと、抗菌や抗ウイルスの効果が十分に発揮されないからです。抗菌加工や抗ウイルス加工であっても常に清潔に保つ必要があるという点は注意しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、意外と認識が曖昧になりがちな「抗菌」や「抗ウイルス」をご紹介しました。

菌とウイルスでは大きさ・増殖方法・構造がそれぞれ異なり、抗菌と抗ウイルスの違いとして、

  • 抗菌は「菌の増殖を抑制すること」
  • 抗ウイルスは「ウイルスを不活化させ感染力を失わせる」

という違いがありましたね。

大切なのは、この抗菌や抗ウイルスを使用用途によってうまく使い分けすることです。

今回を機にまだまだ重要になるであろう抗菌や抗ウイルスについてご理解いただき、ご覧になった方のヒントとなれば幸いです。

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